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執筆者の写真koji

今こそ音楽の力を信じたい!

私が担当する情報音楽論の中で「戦争と音楽〜マルタ・クビショヴァとヘイジュード」という講義がある。1968年8月のソビエトによるチェコスロバキア侵攻、それはまさしく今のウクライナ・ロシア戦争と全く同じだ。1989年のビロード革命まで暗黒の時代は続くのだが、チェコスロバキアの20年にわたる自由を求めての戦いは一つの歌が支えるのである。このブログを読んだ方にもぜひこの名前を知って欲しい。「マルタ・クビショヴァ」。

彼女が歌詞を変えて歌った「ヘイ・ジュード」は平和・自由を求めたチェコスロバキア国民の魂の曲として歌い継がれた。20年という長きにわたる言論統制と弾圧の時代から、ビロード革命という無血政権移行はマルタと集まった100万人の大合唱の中で行われたのである。たかが音楽、されど音楽。音楽一つで国家体制やイデオロギーさえも揺るがしてしまう。今こそ音楽の力を信じたいと心から思う。Stop the war !Never ブレジネフ・ドクトリン。悲惨な映像が届く度に、こんなことが起こっていいのかと腹がって仕方がない。


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